オミックス解析というと、遺伝子発現の解析を行なうトランスくりプトームが有名ですが、他にも色々あります。代謝産物を一斉分析するメタボロームもずいぶん有名になってきました。
根圏を対象として、これらのオミックス解析に取り組むというアイデアもずいぶん一般的になってきたようです。根圏メタボロームとかもアイデアだけはかなり前から騒いでいて、何とか予算化できないかと色々応募してきましたが、結局大型予算の獲得にはいきませんでした。確かに出口の割にやれることが限定的だとは認めざるを得なかったので仕方ないです。
今回はこれをひとひねり、ふたひねりした提案の申請の準備に追われています。今度は出口が大きいです。その分、書くのが大変です。大変ですが、複数の研究者でアイデアを出し合って、少しずつ内容が煮詰まって行く過程がすきです。今回もしかり。
さて、そんなネタだしは出し惜しみをしておきますが、そんなメタボロームの研究に携わってきたチームの方の博士論文の公開審査が今日ありました。無事に終了したそうです。なんと一年短縮での申請です。データを出せだの、いつまでに論文をまとめろだのと好き勝手な事を言ってきたので、感無量です??? これからが本番ですけどね。ガンバラレタシ。