夏休みの宿題の相談をもらい、ちょうど自分が欲しかった食糧自給率の都道府県別と国別のグラフを提案してみました(ずるいかな?)。
日本の都道府県別の情報はすぐに入手でき、日本地図に色や濃淡を使ってうまく作っていました。ところが、世界の国別の情報がなかなか見つからないと文句を言います。そんなことは無いだろうと自分でも調べてみたのですが、確かに。農林水産省のページにもわずか十数カ国のデータしかでていません。それも先進国のみ。理由は飼料自給率の情報が不備などが原因とあります。ようは家畜の餌をどのようにまかなっているかが分からないというのですね。で、驚きました。
世界の食糧問題、人口問題、貿易問題などが話題になっているときに、そんな基礎的なデータすら整備されていないのかと。
仕方が無いので子どもには穀物の自給率のデータだけにするか(これならかなりの数)、わずかな国のカロリーベースのデータだけにもとづいてグラフを書くのかを考えてもらいます。どちらでも良いと思いますが、食糧問題を日本だけの話では無く、世界全体、他の様々な国々も含めて考えてもらうきっかけになってもらえばと思っていますし、まだまだ調べなければいけないことがあるのだということを知ってもらえればうれしいと思っています。
宿題の成果は提出した後なら使って良いと許可をもらいました(ここでは弱い父親でした)。