タマネギは根毛が無い植物です。リンの要求量が大きく菌根菌との共生も良く知られていますが、実際の農業場面では収量を高めるために大量の肥料が投入されています。
このタマネギ、ケルセチンなどの効果で機能性食品として有名になりましたが、北海道は大産地です。様々な品種もある上に、北農研では育種的なアプローチも行われています。
そこで、ちょっと調べてみる事にしました。内容はまだ予備的なので公表しませんが、もしかすると化けるかもしれません。昨日はそのサンプリングに行ってきました。約50品種のタマネギのサンプリングです。赤色、黄色、白色と結球しているタマネギの色もカラフルですが、畑全体がネギくさかったです。花屋さんでアリウムとして売られているきれいなボンボンのような花がありますが、タマネギもアリウムの一種で、その花はやはりとてもきれいです。

今回の対象は花や結球ではなく、葉です。タマネギの葉は中に空洞があるのですが、中には液体が少しだけ入っているようです。導管液?篩管液?ちょっとわからないのですが、粘液質の液体です。ついでにこれも少し分析してみることにしました。