圃場を使った試験でも、いかに精度を高めて行くのかに苦心をします。
種をまいても、うまく出ない所や、様子がおかしい苗などがどうしても出てきます。
そんな所をほったらかしにしておくと、その部分だけ欠株となります。それでも良いのですが、残念ながら光環境が変わってしまうために、その周りの株の生育が他の部分よりも良くなります(ボーダー効果です)。生育を考えるときに、光環境が良くて生育が良い場所を集めてサンプリングをしてもごく一部のデータを見ているに過ぎません。一本の植物の個体の生育を云々するのではなく、群落として植物の生育を考えなければ実際の畑での生産性など評価できません。そのための作業になります。昨日、本日と二日かかって大豆の畑の作業となりました。