午後からは微生物、バイオテクノロジー、遺伝学、育種の研究室や、学長などとの面会。
Neehluはプラスチックの分解菌の研究を一生懸命、今は行っているそうだ。根圏の窒素固定細菌が効果があるんだと一生懸命やっていた。同じことを誰かが一生懸命言っていたけど、さて、どちらが言い出しっぺかな?ちなみに、Neehluはもう5年以上やっているようで、ポスターなどがありました。彼女の別の実験で菌の生化学的な試験からGluconoacetobacterと同定された菌が、16S rDNAの配列を決めたらBacillusになってしまって困っているとまくしたてられました。コロニーの獲得、シーケンスのやり直し、nifH部分の配列の確認もして、それでも16S rDNAからはBacillusだと示されるのであればそのようにして、菌のことは記載すればとアドバイスしました。どの菌だからどうだのではなくて、その菌の性質で話をすればどうだろうかということです。
その他には土壌学の博士課程1年目と3年目の学生から実験についての相談を受け、3年目の学生は施肥、肥料の種類と小麦の生産性、品質等の関係を調べているといういことで、窒素栄養について特に着目しているということだったので、相談の上、登熟期の根のサンプリング(分布)のデータや、葉の窒素の変動などのデータがあるとより理解がしやすくなるのではとアドバイスしました。1年目の学生は何をやりたいのか、やっているのかが良く分からず、困りました。後で教官に話を聞くと日本で文科省のプログラムで研究をやりたいのだそうです。それならそうときちんと言ってよ。と言ったらそういったとのことでした。失礼。これに関しては助教授の身分で云々を言える研究室では無いので研究計画を考えて相談をしてほしいと伝えるにとどめました。ごめん。