大きく4つの点に興味を引かれました。
1、フォアキャスト対バックキャスト
目標(値)を明確にし、それに対して今何を自分たちがしなければいけないのかを行政の単位で考えるかどうか。前者が日本型であり、後者がスウェーデン型。この時に環境が変化しても人間は環境には容易に適応は出来ないということを考えあわせると、中途半端な考え方で環境政策を考えても駄目だということ。
2、「できることから始めること」の危うさ
ちりも積もれば山となるの考え方では地球全体の環境問題(量的にも、時間的にも)には対処できないということを認識すべし。独りよがりで自己満足していては、結局は後手に回ってしまうということ。
3、環境配慮型の省エネルギー製品を大量に供給することは環境問題に対して何ら解決策を示してはいない。率ではなくて、量で物を考える必要がある。
4、持続可能な開発(Sustainable development)とは「広義の持続可能な開発とは、将来世代が彼らの必要を満たす能力を損なうこと無く、現世代の必要を満たす社会の開発」であり、経済の発展や成長ではないことを強調している。
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