国際原子力人材育成イニシアティブ事業(原子力人材育成等推進事業)
「多様な環境放射能問題に対応可能な国際的人材の機関連携による育成」
の講義を今日明日と受けています。
北大工学部で主に北大の先生を中心に講義が行われますが、特別講義で福島大の先生が来られたりとなかなか勉強になります。
国際原子力人材育成イニシアティブ事業には初級、上級コースもあり、講義の他にも実習もありますが、実習には時間の都合もつかないため不参加です。
計測するだけでは答えにはならない。とは今回の特別講座で来られた福島大学の難波先生の言葉です。現地の人たちにはまだ終わった話ではなく、むしろこれからだとのことでした。
研究者の間でももう忘れたかのような風潮さえあります。少なくとも農学に携わる研究者であればそのような風潮を受け入れるのはどうなのでしょうか。安全と安心は別、風評被害が問題で科学では無い。という意見も聞きますが、そんなことは無いと思います。科学的に大丈夫だと判断するのであれば、きちんと伝えるべきですし、問題が残っているのであればそれをきちんと理解した上での次のステップでしょう。いまだに、研究者と一般の人たちの間に壁を作るのを当たり前とする研究者があまりに多いことに悲しみさえ覚えます。