北農研には炭素と窒素の安定同位体比を測定することが可能な機会があります。ANCAマスと通常呼ばれています。ANCAとはAutomated Nitrogen Carbon Analyser。窒素と炭素を自動で分析しますよ機会。この量も測定可能なのですが、窒素(14N)に含まれている安定同位体(15N)と炭素(12C)に含まれている13Cの量も測定可能です。この仕組みを使って、同じ窒素であってもその由来が何に起因するのかを調べるような研究が古くからあるのですが、今年はそのような試験を行いました。機械が古く、京都から専門業者の人に修理に来てもらうところから分析はスタートでしたが、一昨日、昨日とようやく結果が出てきました(学生ががんばったのですが)。結果は必ずしも思い通り(というか、期待したようには)にはならなかったのですが、それでも明らかにしなければいけないことを少しはカバーできたことは良かったです。