かれこれ17年ほど前にブラジルに言った時に、親戚の家の庭で初めてジャブチカーバ(ジャボチカーバとも)という果樹に出会いました。日系ブラジル人たちは木ブドウと呼んでいました。カカオ、ジャッカ(ジャックフルーツ)、ドリアンと同じく幹生花の仲間です。日本では果物やではまず見かけることは無いでしょう。このとき、食べた果実の種を日本に持ち帰り蒔いたところ、2本だけ芽が出ました。札幌では寒いので東京の実家に預けたのですが、一本は枯れてしまいました。それでも一本は生き残り、どんどんと大きくなりました。それでもなかなか花は咲かず、いつまでたっても木のままです。幹はサルスベリのようで、とても美しく、観賞用としてはとても良いのですが、食用にはほど遠かったのです。ところがついに実がつきました。
わずか数個ですが、大きな実です。美味しいのですよ。自分の口には入らないでしょうが、楽しんでもらえると良いですね。