食料自給率向上へ飼料用米を生産強化…農相方針
という記事が読売オンラインに出ています。
「食料自給率を上げるには飼料用のコメの生産を進めることが重要だ」ということを衆院予算委員会で指摘したそうです。これはある意味正しいことです。
イギリスが自給率を高めた理由がまさにここにあるんですよね。イギリスは以前自給率が低下した時代に、その理由をさぐり、肉食嗜好が強まっているためであることを見いだし、農地の使い方を飼料作物を多く生産するように変えて行ったそうです。
日本の自給率がきわめて低い理由には、食肉生産のための飼料のほとんどを輸入に依存しているからです。輸入したトウモロコシを餌にして肉を作り、それを食べるというわけです。ちなみに日本が輸入するトウモロコシのほとんどはアメリカです。中国産食材が騒がれていますが、日本の輸入農産物のほとんどはアメリカです。
ただ、昭和30年代生まれの自分としてはお米を家畜の餌にするのには何となく抵抗があります。それに現状では輸入トウモロコシの5倍以上の価格になるそうです。もっと良い方策は無い物でしょうか?