先日の土壌肥料学会名古屋大会で共同研究者のポスターがポスター賞を取得しました。
根圏の可視化に取り組む研究の一環です。共同研究者の工夫の賜物ですね。すばらしい。
そして、別の研究の論文が受理されました。こちらは香り成分を包括的に分析して、それと官能試験の結果を結びつけるものです。狙いは栽培環境等が及ぼす成分変動がどのような意味(例えば味、他にも色々な指標を置けるはず)を持つのかを見いだしたいということです。
両者は全く違うような研究のように見えますが、栽培方法や土壌などが作物に及ぼす影響を直接的にうけ、反応しているのが根圏です。ここを通した作物の応答メカニズムが重要です。そのために、根圏をいかに記述し、それに応答する植物をいかにモデル化するかが目的です。遠いですが少しずつ。