植物の生育を現場で考えると根圏での微生物の関与はまちがいなく大きいと考えられます。
このこと事態は100年以上前の根粒菌や菌根菌の発見以来、明確に認識はされているのですが、その全体像や、ここの養分動態にからんだ現象の説明にはいたっていないのが難しいところです。次世代シーケンサーと呼ばれる超並列型DNAシーケンサーを活用することにより、この問題を突破できないかと今PDの学生が提案をし、これは可能性があるということで手探りで仕事を続けています。そんな仕事の中からちょっとだけ、方向性も見えてきているように思います。それが今回の発表タイトル「微生物全体から見たわずかな違いがもたらす植物生産性への意義」につながりました。PDとの共同発表で、本当はPDに話してもらおうと思っていたのですが、今、他にやらなければならないことがある(PDガ)ので、自分が話をします。
京都は久しぶりなので楽しみです。以前は研究室を4年で出て京大の大学院に行った学生を呼び出して、しょっちゅう付き合ってもらったのですが、もう就職していないのが残念です。